こんにちは、hoteiです。
昔は毎晩のように
居酒屋を巡り歩いていた私。
「酒場放浪記」のように、
美味しい酒と料理を求めて
街を歩き回るのが
何よりの楽しみでした。
しかし、
脳梗塞を患い、
言語障害と
向き合うようになってから、
人生に対する考え方が
大きく変わりました。
特に「お金」や「財産」について、
深く考えるようになったのです。
今日は、
私が実際に目の当たりにした、
「財産は三代で消える」
という言葉の
現実についてお話しします。
ちょっと重いテーマですが、
最後までお付き合いください。
脳梗塞が教えてくれたこと
「元気ですか？」
この言葉の重みを、
脳梗塞を経験して
初めて知りました。
健康でいることの大切さ、
当たり前の日常が
どれほど貴重なものか。
それまでの私は、
居酒屋で美味しい酒を飲めることを
当然だと思っていました。
でも、
病気になって気づいたんです。
お金があっても、
健康がなければ
意味がないということを。
この記事で分かること
長い人生を歩んできた
私だからこそ
見えてきたもの。
それをこの記事で
お伝えしたいと思います。
- 年商200億円企業の
盛衰を間近で見た体験 - 「財産は三代で消える」
の本当の意味 - 脳梗塞体験者が考える
本当の財産 - 今からでもできる
準備と心構え - 居酒屋での会話から
学んだ人生の教訓
ちょっと長くなりますが、
一杯やりながらでも
読んでくださいね。
運命的な出会い
人とのめぐり合わせは、
偶然であり
必然でもあると感じます。
電気店の先輩からの誘い
地元の電気店を経営している先輩から
突然電話がありました。
年齢は私より少し上の方ですが、
商売のセンスがあって、
昔からお世話になっている人です。
「新しい展示ルームができたから見に来ない？」
まあ、暇だったし、
先輩の顔を見るのも久しぶり。
軽い気持ちで店を訪れました。
さらなる誘い
最新の家電を見せてもらった後、
先輩が言いました。
「実は、これから知り合いのお宅に
お邪魔するけど一緒にどう？」
私も好奇心旺盛な方。
「どんなお宅なんだろう」と思いながら、
ついて行くことにしました。
車で20分ほど。
到着した場所は、
私の住む庶民的な住宅街とは
明らかに違う場所でした。
豪邸に圧倒される
門構えから違いました。
高い塀、立派な門扉、
手入れの行き届いた庭園。
「これは只者ではないな」
と直感しました。
先輩が慣れた様子で
インターホンを押すと、
上品な女性の声が聞こえてきました。
「お疲れさまです。
お待ちしておりました。」
出迎えてくださったのは、
60代前半くらいの品のある女性。
後で分かったのですが、
この方が
年商200億円企業の
社長夫人だったのです。
内部の豪華さに驚く
案内されたリビングの広さに
圧倒されました。
私のマンション全体より広い空間。
天井は吹き抜けで、
きらびやかなシャンデリア。
調度品一つ一つが、
居酒屋で一晩飲む私の予算の
何十倍もしそうな代物でした。
「お茶でもいかがですか？」
出していただいたのは、
見たことないような
高級そうなティーカップ。
普段は湯呑みで
お茶を飲んでいる私には、
別世界の体験でした。
栄華を極めた企業の実態
栄華を極めた企業とは・・・
会社の規模に驚愕
リビングでお茶をいただきながら、
少しずつお話を聞かせていただきました。
社長は販売の事業を手がけており、
年商は200億円を超えているとのこと。
従業員数も相当な規模で、
地元では有名企業でした。
「主人は朝早くから夜遅くまで、
休む間もなく働いておりますのよ」
社長夫人の話しぶりからは、
苦労を共にしてきた
妻としての誇りと、
少しの疲れが感じられました。
家族の事情を知る
会話の中で、
ご家族のことも教えていただきました。
息子さんが一人、娘さんが一人。
どちらも会社で働いているものの、
それぞれに悩みがあるようでした。
「息子はまだまだ遊び盛りで…。
娘の方がしっかりしているんですけれど」
この何気ない一言が、
後々重要な意味を持つことになります。
長男の実情
息子さん（長男）は４０才頃で、
確かに会社に勤めてはいるものの、
仕事よりも副業に夢中な様子でした。
「会社のことよりは
副業に興味があるみたいで、
何でも経験です、
やってみなはれです」
苦笑いを浮かべながら
話す社長夫人。
親として心配する気持ちが
ひしひしと伝わってきました。
長女への期待
一方、娘さん（長女）は３０代前半で、
営業部門で活躍していました。
「娘の方が商売のセンスがありまして。
お客様からの評判も上々なんですよ」
社長夫妻は明らかに
長女に期待を寄せており、
将来的には長女が事業を継ぐことも
視野に入れているようでした。
心に残る一言
帰り際、
社長夫人がふと口にした言葉が、
今でも心に残っています。
「もう、お金はいいわ。
十分すぎるほどありますから」
その時は
「お金持ちの方が言う言葉だな」
程度にしか思いませんでした。
しかし、
この言葉が後に
どれほど深い意味を持つことになるか、
その時の私には
想像もできませんでした。
運命が変わった瞬間
その日は突然訪れました。
突然の知らせ
豪邸を訪れてから約半年後、
先輩から衝撃的な
知らせが届きました。
「社長が急に亡くなられた」
心臓発作でした。
60代後半働き盛りの突然の死でした。
会社の動揺と対応
社長の急逝により、
会社は一時的に
大混乱に陥りました。
専務が代行社長に就任し、
長女が会社の顔として
メディア対応を行うようになりました。
長男はこの時期、
表立った活動は
ほとんど見えませんでした。
さらなる悲劇
社長の死から
1年も経たない頃、
先輩から再び
重い知らせが届きました。
「長女さんも亡くなられた」
体調を悪くし、
入院そしての訃報。
まだ30代の若さでした。
会社の将来を託される
はずだった人でした。
母親の深い悲しみ
そして最後の悲劇が
起こりました。
社長夫人も
後を追うように亡くなられたのです。
直接的な死因は病気でしたが、
先輩は
「ご主人と娘さんを亡くした悲しみで、
体調を崩されていた」と
話していました。
「もう、お金はいいですわ」
あの時の社長夫人の言葉が、
全く違った重みで
心に響きました。
企業の急速な衰退
企業は永遠ではない。
長男の社長就任
一族の中で残ったのは長男だけ。
自然な流れで、
長男が代表取締役社長に就任しましたが、
これまで経営には
深く関わっていませんでした。
副業中心の生活から一転、
巨大企業の舵取りを
任されることになったのです。
売上の激減
社長就任から１年半ほど経った頃、
ホームページを見たところ、
利益額が○○百万円とあり、
確か前前年度は○○千万円、
大幅に利益が減少していました。
人材の流出
先輩を通じて聞いた話では、
優秀な社員が
次々と去っていったそうです。
「会社の将来が見えない」
長年築いてきた組織が、
あっという間に
崩れていったのです。
現在の状況
2024年現在、
この会社は営業を続けています。
「財産は三代で消える」という言葉が、
まさに現実となってしまいました。
相続税の仕組みはこちらです（国税庁相続税の仕組み）
本当の財産は健康こそが最大の財産
この企業の盛衰を見て、
そして自分自身が
脳梗塞を経験して強く思うのは、
「健康こそが最大の財産」だ
ということです。
どんなにお金があっても、
健康を失えば元も子もありません。
社長の急死、
その後の家族の相次ぐ不幸。
これらすべてが、
健康の大切さを物語っています。
私も生活習慣病を抱えながら、
「まだ大丈夫」と思って
酒場放浪記を続けていました。
でも、
あの日突然右腕が動かなくなり、
言葉が出なくなった時、
初めて健康の価値を実感しました。
家族の絆
脳梗塞で入院している間、
家族の支えが
どれほどありがたかったか。
お見舞いに来てくれる人、
励ましの言葉をかけてくれる人。
そういう人たちとのつながりこそが、
本当の財産なのだと思います。
200億円の売上があっても、
家族を失ってしまえば
意味がありません。
経験と思い出
居酒屋で過ごした無数の夜。
そこで出会った人たち、
交わした会話、
共有した笑い。
これらの経験や思い出は、
お金では買えない貴重な財産です。
病気になって
言語障害を抱えるようになっても、
これらの記憶は
私の心の支えになっています。
挑戦する心
「三日坊主常習犯」の自分でも、
新しいことに
挑戦する気持ちを持ち続けています。
これも大切な財産の一つだと思います。
年齢を重ねても、
「迷わず行けよ、行けばわかるさ！」
の精神で
前に進んでいきたいと思います。
居酒屋で学んだ人生の教訓
居酒屋には人それぞれの人生がある。
酒場での会話から
長年居酒屋に通っていると、
いろいろな人の話を聞きます。
成功した人、
失敗した人、
人生の浮き沈みを経験した人。
その中で共通して言えるのは、
「お金だけでは幸せになれない」
ということです。
常連客のおじさんの話
ある居酒屋の常連客のおじさんが、
こんなことを言っていました。
「若い頃は金儲けばかり考えていたが、
年を取ってからは
家族と過ごす時間の方が大切だと分かった」
その時は「そんなものかな」と
思っていましたが、
今なら深く共感できます。
ママさんの人生哲学
よく通っていた
居酒屋のママさんは、
こんな哲学を持っていました。
「お客さん一人ひとりが大切な財産。
お金は使えば無くなるけど、
人とのつながりは一生の宝物」
商売をしている人ならではの
言葉ですが、
人生全般に通じる
深い真理だと思います。
事業承継から学んだ教訓
備えあれば憂いなし。
後継者の育成
あの企業の失敗を見て
痛感したのは、
後継者の育成が
いかに重要かということです。
「息子だから継がせる」ではなく、
「経営に適した人材を育てる」
という視点が必要でした。
血縁だけでなく、
能力や適性を重視した
後継者選びが大切です。
情報の共有と引き継ぎ
多くの中小企業では、
重要な情報が
経営者の頭の中にだけ存在します。
取引先との関係、
契約の詳細、
経営のノウハウ。
これらが適切に引き継がれなければ、
事業の継続は困難になります。
健康管理の重要性
経営者の健康管理も
事業継続には不可欠です。
定期的な健康診断、
適度な運動、
ストレス管理。
これらを怠ると、
私のような脳梗塞や
心臓発作のリスクは
いつもサイレントで
忍び寄ってきます。
複数の収入源
一つの事業に依存することの
リスクも感じました。
景気の変動、
競合他社の台頭、
技術の変化。
様々な要因で事業環境は変わります。
リスク分散の考え方が重要です。
私たちにもできる実践的な対策
身近なところにも対策を。
家計管理の見直し
大企業の話だからといって、
私たちに関係ないわけではありません。
家計管理も小さな「経営」です。
以下のことから始めてみましょう。
基本的なこと
- 月々の収支を把握する
- 無駄な出費を見直す
- 緊急時の資金を準備する
- 保険の内容を確認する
少し進んだこと
- 将来設計について家族で話し合う
- 重要書類の保管場所を決める
- 銀行口座の情報を家族と共有する
- 定期的に見直しを行う
健康への投資
何よりも大切なのは健康への投資です。
身体の健康
- 年1回の健康診断は必須
- 生活習慣病の早期発見・治療
- 適度な運動を継続する
- バランスの良い食事を心がける
心の健康
- ストレス発散の方法を見つける
- 家族や友人との時間を大切にする
- 趣味や楽しみを持つ
- 困った時は専門家に相談する
私のように脳梗塞になってから
後悔しても遅いのです。
人間関係への投資
人とのつながりも大切な財産です。
家族との関係
- 家族との時間を大切にする
- 将来について話し合う
- お互いの気持ちを理解する
- 感謝の気持ちを表現する
友人・知人との関係
- 古い友人との関係を維持する
- 新しい出会いも大切にする
- 困った時に助け合える関係を築く
- 居酒屋での出会いも大切にする
経験への投資
お金では買えない経験も
重要な財産です。
旅行や外出
- 新しい場所を訪れる
- 美味しいものを食べる
- 文化や芸術に触れる
- 季節の変化を楽しむ
学習や挑戦
- 新しいことを学ぶ
- 趣味を深める
- 資格取得に挑戦する
- ブログやSNSで情報発信する
ブロガーとしての挑戦
脳梗塞で言語障害を
抱えるようになってから、
新しい挑戦を始めました。
ブロガーとして、
自分の体験や考えを
文章にまとめること。
これが言語リハビリにもなると
気づいたのです。
文章を書くことの効果
- 思考を整理できる
- 言葉を選ぶ訓練になる
- 記憶の整理ができる
- 人とのコミュニケーションツールになる
三日坊主からの脱却
「三日坊主常習犯」だった私でも、
続けられるようになりました。
続けるコツ
- 完璧を求めすぎない
- 小さな目標から始める
- 楽しみながらやる
- 成果を焦らない
新しい人との出会い
ブログを始めてから、
新しい人との出会いも増えました。
同じような体験をした人、
応援してくれる人、
アドバイスをくれる人。
インターネットを通じて、
世界が広がりました。
お金だけでは得られない本当の価値
探せば得られる「宝の山」
人生の優先順位
年商200億円企業の盛衰を見て、
そして自分自身が
病気を体験して分かったこと。
それは、
人生には
優先順位があるということです。
本当に大切なもの
- 健康な心と体
- 家族や友人との絆
- 人生の経験と思い出
- 挑戦する心と学ぶ姿勢
- 社会とのつながり
お金は確かに必要です。
でも、
それは手段であって
目的ではありません。
居酒屋での学び
長年居酒屋に通って学んだこと。
それは、
人生を豊かにするのは
高級なものではなく、
心のこもった
料理と温かい人との
触れ合いだということです。
居酒屋で得たもの
- 美味しい料理と酒
- 人との出会いと会話
- 笑いと涙の共有
- 人生の知恵と教訓
- 心の安らぎと癒し
病気から学んだこと
脳梗塞という病気は、
私にとって大きな試練でした。
でも、
同時に多くのことを教えてくれました。
病気から得たもの
- 健康の大切さの実感
- 家族の愛情の深さ
- 医療スタッフの献身
- 生きていることの感謝
- 新しい挑戦への勇気
これからの人生設計
人生設計は何回も組み立てらえる。
残された時間を大切に
残された時間を大切にいこう。
だからこそ、
一日一日を
大切に生きていきたいと思います。
これからやりたいこと
- ブログを続けて体験を共有する
- 家族との時間を大切にする
- 健康管理を怠らない
- 新しいことに挑戦し続ける
- 人とのつながりを深める
次世代への想い
もし私に孫がいたら、
この体験から学んだことを
必ず伝えたいと思います。
伝えたい価値観
- お金は手段であって目的ではない
- 健康が何より大切
- 家族を大切にする
- 人とのつながりを大切にする
- 挑戦する心を忘れない
- 感謝の気持ちを忘れない
社会への恩返し
長い人生で多くの人にお世話になりました。
これからは、
自分の体験や知識を通じて、
少しでも
社会に恩返しができればと思っています。
できること
- ブログを通じた情報発信
- 同じような境遇の人への励まし
- 若い世代への助言
- 地域活動への参加
本当の財産とは何か
本当の財産？幸せを感じていますか。
「財産は三代で消える」の真の意味
この言葉の本当の意味は、
お金だけを財産と
考えることの危険性を
警告しているのだと思います。
真の財産とは
- 健康な心と体
- 家族や友人との深い絆
- 人生で積み重ねた経験と知識
- 人とのつながりと信頼関係
- 挑戦し続ける心と学ぶ姿勢
- 次世代への想いと教え
脳梗塞体験者からのメッセージ
言語障害を抱えながらも、
こうして文章を書けることに
感謝しています。
皆さんにお伝えしたいこと
- 健康は失ってから気づく
貴重な財産です - 家族や友人との時間を
大切にしてください - お金も大切ですが、
それだけではありません - 人とのつながりを大切にしてください
- いくつになっても
新しい挑戦を恐れないで - 「元気ですか？」という言葉を
大切な人にかけてあげてください
居酒屋好きからのお願い
最後に、
居酒屋好きの私からお願いがあります。
もし機会があれば、
地元の居酒屋に足を運んでみてください。
そこには、
お金では買えない
温かい人とのつながりがあります。
美味しい料理と酒、
心のこもったもてなし、
人生の先輩からの知恵。
これらすべてが、
あなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
今日からできる小さな一歩
大きな変化は必要ありません。
今日からできる
小さなことから始めてみてください。
具体的なアクション
- 家族に「元気ですか？」と声をかける
- 健康診断の予約を取る
- 古い友人に連絡してみる
- 家計の見直しをしてみる
- 新しいことを一つ始めてみる
- 地元の居酒屋に行ってみる
おわりに
年商200億円企業の盛衰を目の当たりにし、
自分自身も
脳梗塞を経験した私だからこそ言えること。
それは、
本当の財産とは
数字で表せるものではないということです。
健康、
家族、
友人、
経験、
挑戦する心。
これらこそが人生の本当の財産なのです。
この記事を読んでくださったあなたも、
今一度、
自分にとって本当に大切なものは何かを
考えてみてください。
そして、
それを守り、
育てるための行動を、
今日から始めてみませんか？
「迷わず行けよ、行けばわかるさ！」
